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Q.歯医者さんに行った後のツルツル感は、どうして?

A.歯石の除去と歯の研磨、フッ素コートなどの専用ケアでツルツルに。

歯医者さんで治療やクリーニングをしてもらった後、舌で歯をさわってみると、まるで自分の歯じゃないみたいに表面がツルツルしていてビックリしますよね。自宅でもちゃんと歯磨きしているはずなのに、あんなツルツル感にはなりません。家でのオーラルケアと歯医者さんでのオーラルケア、いったいどこに違いがあるのでしょうか?

歯医者さんに行くと歯がツルツルになるのは、しっかりと歯石を除去し、良質な研磨剤やフッ素コートなどによる専用のケアを行っているからなんです。

私たちの歯には、食事のたびに流れ出す歯の表面のカルシウムやミネラルを呼び戻し、より強い歯に修復する力があります。それが「歯の再石灰化」と呼ばれる現象です。しかし、加齢やストレスによってお口の中の唾液が減ってしまったり、歯垢やヤニ汚れなどを残したままにしていると、虫歯菌の繁殖に歯の再石灰化が追いつかず、歯の表面がザラついたり虫歯が進行して歯が弱くなってしまいます。
また、歯のザラつきの原因のひとつは、頑固な歯石。歯にこびりついてしまった歯垢は、2日後には歯石に変わります。歯石は石のように固くなってしまうため、通常の歯磨きではなかなか取れなくなってしまい、歯石の上に歯垢がたまってさらに大きな歯石に…と悪循環に陥ってしまいます。
そこで歯医者さんでたまった歯石をキレイに除去し、歯のエナメル質に直接働きかけるフッ素ジェルでコーティングすることで、歯をツルツルの状態に戻してくれます。歯医者さんに行くと歯がすっきりと生まれ変わるように感じるのは、そのせいなんですね。

最近では市販の薬用歯磨き粉やホワイトニング剤など、オーラルケアグッズの中にも研磨剤が配合されたものがあり、自宅で気軽に特別なホワイトニングケアやクリーニングケアをすることが出来るようになりました。
ただし、そうした製品の中には強い(粗い)研磨剤入りの製品も多くあり、万が一そのような粗悪品で歯磨きを続けると、余計に歯がザラザラしてしまうケースもあります。粗めの研磨剤は確かにちょっと使っただけで歯を白く見せてくれて便利な気がするのですが、一方で歯の表面を不必要に削り取ってしまい、歯を薄く弱くしてしまうことがありますので、オーラルケアグッズの成分や配合には充分注意が必要です。

監修 ホワイトガールプロジェクト編集部

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海外と日本に見る『フッ素』オーラルケア

アメリカやヨーロッパでは『虫歯』は“治療するもの”ではなく“予防するもの”という考え方が定着しています。その取り組みのひとつが、『フッ素ケア』。フッ素には、歯の質を高めて酸から歯を溶けにくくしたり、酸の生成自体を抑制したり、唾液の中のミネラルが歯に沈着することを促進して歯の再石灰化を助けるなどの効果があり、歯にとって多くのメリットがあります。アメリカでは1945年に水道水のフッ素化を導入し、現在ではアメリカの人口約3分の2以上がフッ素化された水道水で歯磨きをしています。これはアメリカだけでなく、韓国や香港、カナダ、イギリス、シンガポールなど、多くの国でも取り入れられているオーラルケアのひとつ。ヨーロッパではミルクの中にフッ素を入れたり、フッ素入りの歯磨き粉を選ぶなど、フッ素を生活の中に自然と取り入れて、虫歯になりにくい歯の健康を守っているのです。
こうした各国の対策を見て、日本でもフッ素化水道水を導入する声も挙がっては居るのですが、有効性や安全性に疑問があるとの声も挙がっており、実現には至っていません。
ただ、各都道府県や小学校単位ではフッ素でうがいをする取り組みを推進しているところもあり、2012年3月には、学校でフッ素うがいをする全国児童の数は89万人にも達しました。とくに、フッ素うがいを積極的に推進しており、児童のフッ素洗口率80%の新潟県では、12歳児の一人平均虫歯数の低さで全国ナンバーワンを誇ります。また近年フッ素洗口推進に力を入れて取り組んできた佐賀県では、2011年の段階で全児童の96%がフッ素でうがいをおこなっており、12歳児の虫歯率の低下も着実に進んでいるなど、その効果を実証しています。

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